老猫が夜中に何度も鳴くようになると、「どうしたんだろう?」と心配になりますよね。
これまで静かに寝ていた猫が、突然夜中に鳴き続けるようになると、体調が悪いのではないかと不安になる飼い主さんも多いと思います。
実は、高齢猫の夜鳴きにはさまざまな原因がありますが、そのひとつとして考えられるのが猫の認知症(認知機能障害)です。
猫も年齢を重ねると、人間と同じように認知機能が少しずつ低下することがあります。
その影響で昼夜の感覚が乱れたり、不安を感じて夜に鳴き続けたりすることがあるのです。
この記事では、
・夜鳴きが起こる理由
・自宅でできる対策や飼い主の対応
について、わかりやすく解説していきます。
猫と暮らしてきて20年のまことです。特にシニア猫のお世話は得意なので、このブログではその経験をいかし、情報発信していきます。

「夜鳴きが増えたのは認知症なの?」と不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください。

私も最初は「体調が悪いのかな?」と不安になって、何度も様子を見に行ったことがあります。高齢猫はちょっとした変化でも不安を感じることがあるので、まずは落ち着いて原因を考えてあげることが大切だと感じました。
猫の認知症とは?シニア猫に起こる変化

猫の認知症とは、年齢とともに脳の働きが少しずつ低下し、行動や生活リズムに変化が現れる状態のことをいいます。
正式には「認知機能障害症候群(CDS)」と呼ばれ、シニア猫に見られることが多い症状のひとつです。
人間の高齢者の認知症と似ていて、次のような変化が現れることがあります。
- 夜鳴きが増える
- 昼夜逆転する
- 同じ場所を歩き続ける
- トイレの失敗が増える
- ぼーっとする時間が増える
これらの行動は、年齢による自然な変化のこともありますが、認知機能の低下が関係している場合もあります。
飼い主が「いつもと違う」と感じることが、早めに気づくきっかけになることも多いです。
猫の認知症は何歳から増えるのか
猫の認知症は、一般的に10歳を過ぎた頃から少しずつ見られるようになるといわれています。
特に15歳以上の高齢猫では、認知機能の変化が現れることが増える傾向があります。
高齢猫で認知症が多い理由
高齢猫で認知症が増えるのは、加齢によって脳の神経細胞が少しずつ変化していくためと考えられています。
- 脳の働きがゆっくりになる
- 記憶や判断力が低下する
- 生活リズムが乱れやすくなる
猫の認知症のチェックリスト

猫の認知症は、早めに気づくことで生活環境を整えやすくなります。
次のような行動が見られないかチェックしてみましょう。
夜鳴きが増える
夜中に突然鳴き続けるようになる場合があります。
昼夜逆転してしまう
昼間に寝て夜に活動するようになります。
同じ場所をぐるぐる歩く
部屋の中を同じルートで歩き続けることがあります。
トイレの失敗が増える
今までできていたトイレを失敗することがあります。
ぼーっとする時間が増える
同じ場所で動かずぼーっとする時間が増えます。
鳴き声が夜続くのは症状?

高齢猫が夜中に鳴き続ける場合、いくつかの理由が考えられます。
急に始まる夜鳴き
加齢による生活リズムの変化が原因になることがあります。
飼い主を探して鳴くケース
視力や聴力の低下により、飼い主を探して鳴くことがあります。
不安や混乱による鳴き声
認知機能の低下によって、不安や混乱を感じて鳴くことがあります。

夜鳴きは「わがまま」や「癖」だと思われがちですが、実は不安や混乱が原因のこともあります。
特にシニア猫は、昼夜の感覚がずれてしまったり、飼い主を探して鳴いたりすることもあります。
そういう時は叱るのではなく、安心できる環境を作ってあげることが大切だと思います。
猫の認知症の影響

猫の認知症は夜鳴きだけでなく、生活面にも影響することがあります。
活動量の低下につながる
遊ばなくなり、寝ている時間が増えることがあります。
環境の変化がストレスになる
家具の配置変更などの環境変化で混乱することがあります。
認知機能低下とトイレの問題
トイレの場所が分からなくなることがあります。

シニア猫の場合、「いつもと違う行動」に早く気づくことがとても大切だと感じています。
夜鳴きや行動の変化が見られたときは、日々の生活環境や体調を見直してあげることで、症状が落ち着くこともあります。
猫の認知症の症状をやわらげる生活の工夫

猫の認知症は完全に治すことは難しいといわれていますが、生活環境を整えることで症状が落ち着くことがあります。
特にシニア猫は、安心できる環境や生活リズムがとても大切です。
ここでは、猫の認知症の症状をやわらげるために自宅でできる生活の工夫を紹介します。
昼夜の生活リズムを整える
猫の認知症では、昼夜逆転のような生活リズムの乱れが起こることがあります。
昼間に長く寝てしまうと、夜に目が覚めて鳴いてしまう原因になることもあります。
そのため、昼間に軽く遊んだり、日光が入る場所で過ごさせることで、自然な生活リズムを整えてあげることが大切です。
夜寝る前に軽く遊んであげるのも、夜鳴きの予防につながることがあります。

日中に少し声をかけたり、軽く遊んであげるだけでも夜の落ち着き方が違うと感じました。
夜に安心できる環境を作る
夜鳴きの原因のひとつに、不安や混乱があります。
特に高齢猫では視力や聴力が低下することもあり、暗い部屋で不安を感じることがあります。
そのため、
- 小さな間接照明をつける
- 寝る場所をいつも同じ場所にする
- 安心できる毛布やベッドを置く
など、猫が安心できる環境を整えてあげることが大切です。
猫が迷わない生活環境を整える
猫の認知症では、場所の認識がうまくできなくなることがあります。
そのため、家具の配置を大きく変えると混乱してしまうこともあります。
シニア猫の場合は、
- トイレの場所を変えない
- 家具の配置を大きく変えない
- 移動しやすい場所にトイレを置く
といった工夫をすることで、猫が安心して生活しやすくなります。

高齢猫は環境の変化にとても敏感だと感じます。家具の配置が変わっただけでも落ち着かなくなることがあるので、できるだけ普段と同じ環境を保つことが安心につながると思います。
食事と水分をしっかり取らせる
シニア猫では、食欲や水分摂取量が少しずつ変化していくことがあります。
栄養不足や脱水は体調を悪化させる原因になることもあるため、食事と水分をしっかり取れるように工夫することも大切です。
例えば、
- ウェットフードを取り入れる
- 水を飲みやすい場所を増やす
- 食器の高さを調整する
といった工夫をすることで、食事や水分補給がしやすくなることがあります。

シニア猫は、食事や水分の取り方が若い頃とは少しずつ変わってきます。普段から食事や水の量を観察しておくと、小さな体調の変化にも気づきやすいと感じています。
動物病院に相談した方がいい症状

- 夜鳴きが急に増えた
- 徘徊のような行動がある
- トイレの失敗が急増した

シニア猫と暮らしていると、小さな変化に気づくことがとても大切だと感じます。
夜鳴きも、その子なりの「何かを伝えようとしているサイン」かもしれません。
焦らず、安心できる環境を整えてあげることが、猫にとっても飼い主にとっても大切だと思います。
まとめ

- 夜鳴きは猫の認知症のサインの可能性
- 早めの気づきが大切
- 生活環境で改善することも多い
高齢猫は年齢とともに行動が変化していきます。
その変化に気づき、猫が安心して過ごせる環境を整えてあげることが大切です。

