【要注意】シニア猫の認知症!初期症状5つと今すぐできる対策を解説

【要注意】シニア猫の認知症!初期症状5つと今すぐできる対策を解説 猫の日常生活

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最近、うちの猫が夜中に大声で鳴いたり、同じ場所をぐるぐる歩き回ったりするようになった……。

そんな「ちょっとした異変」を感じて不安になったことはありませんか?

シニア猫の認知症は、進行性の病気でありながらも、初期段階で適切なケアを行えば穏やかに暮らすことができます。

猫と暮らしてきて20年のまことです。特にシニア猫のお世話は得意なので、このブログではその経験をいかし、情報発信していきます。

まこと

この記事では、シニア猫に多く見られる認知症の初期症状や、飼い主がすぐに始められる対策、生活の中でできる工夫について詳しくご紹介します。

シニア猫に認知症が増えているって本当?

シニア猫に認知症が増えているって本当?

近年、猫の寿命は飛躍的に延び、平均寿命は15歳を超えるとも言われています。

こうした長寿化に伴い、これまでは見られなかった「認知症(認知機能不全症候群)」が増加しています。

認知症は加齢による脳の機能低下により、行動や感情に変化が現れる状態を指します。

決して珍しいものではなく、10歳を過ぎた猫には誰にでも起こり得る問題なのです。

特に高齢猫の変化は「年だから」と見過ごされがちですが、実は認知症のサインである可能性も。

正しく理解し、早めにケアを始めることが、猫のQOL(生活の質)を守るうえで非常に大切です。

シニア猫の認知症 初期症状5つ

シニア猫の認知症 初期症状5つ

シニア猫の認知症は、行動のちょっとした変化として現れます。

「年のせいかな」と見過ごしてしまいがちな初期サインにはどのようなものがあるのか、具体例を交えて紹介します。

1. 夜中に鳴き続ける(昼夜逆転)

これまで静かに眠っていた猫が、深夜や早朝に突然鳴き続けるようになった場合、体内時計の乱れが原因の可能性があります。

飼い主を探して不安になったり、自分のいる場所がわからなくなったりして鳴くことも。

昼間はほとんど寝ているのに、夜になると興奮状態になるようであれば、認知症による昼夜逆転が疑われます。

2. 同じ場所をうろうろ歩き続ける

一定のルートを繰り返し歩いたり、ぐるぐる回ったりする行動も要注意です。

空間認識能力の低下や不安感、混乱によって、落ち着かない行動を取るようになります。

ぶつかりやすくなったり、隅っこで立ち止まってしまったりする場合も、脳の老化による認知機能の変化が関係しています。

3. トイレの失敗が増える

清潔好きな猫が、決まったトイレ以外の場所で排泄するようになるのも、認知機能の低下による影響です。

場所を思い出せない、あるいは我慢ができず漏らしてしまうケースもあり、トイレにたどり着けなくなっている可能性があります。

猫にとっても飼い主にとっても大きなストレスになるため、早期対処が必要です。

4. 飼い主の呼びかけに反応が鈍くなる

名前を呼んでも反応がない、撫でても表情を変えないなど、以前よりもコミュニケーションが取りづらくなった場合は、認知症の初期兆候であることがあります。

もちろん加齢に伴う視力や聴力の低下の可能性もあるため、複合的に観察することが大切です。

5. 食欲はあるのに食べない・時間がかかる

食欲自体はあるのに、お皿の前で動かない、食べ始めても途中でやめてしまうといった場合、食べ方がわからなくなっている可能性があります。

認知機能の低下によって、食事の手順や意欲が不安定になることがあり、食べることそのものがストレスになっていることもあります。

認知症かも?と思ったときにやるべきこと

認知症かも?と思ったときにやるべきこと

「もしかして認知症…?」と感じたら、早めの対応が重要です。

ここでは飼い主として取るべき3つの具体的なアクションをご紹介します。どれも今すぐ始められる内容です。

1. 獣医師に相談し、早期診断を受ける

最も大切なのは、自己判断せず、まずは動物病院を受診することです。

診察の際には、「最近の行動の変化」「鳴き声の有無」「トイレの失敗の回数」などをメモして持参すると、より正確な診断に役立ちます。

診断によっては、他の病気の可能性(甲状腺疾患、脳腫瘍など)も排除できます。

2. 食事やサプリメントで脳の健康をサポート

MCTオイル(中鎖脂肪酸)やDHA・EPAといった栄養素は、脳の神経機能を助ける働きがあるとされ、犬猫用のサプリメントにも多く含まれています。

これらをフードに混ぜることで、日常的に脳の健康維持をサポートすることが可能です。

また、認知機能サポート用に設計されたキャットフードも各社から販売されています。

3. 環境を見直し、猫が安心できる生活を整える

認知症の猫にとって、安心できる生活環境は何より大切です。

家具の配置はできるだけ変えず、移動ルートには滑り止めマットを敷いて歩きやすくします。

夜間の不安を軽減するためには、人感センサー付きの常夜灯や、猫の寝床周辺の照明を柔らかく照らすなどの工夫も有効です。

段差のある場所にはスロープを設置し、移動のストレスを減らしましょう。

おすすめの認知症ケアアイテム

おすすめの認知症ケアアイテム

日々のケアに取り入れることで、猫の不安を和らげたり、進行を緩やかにできるグッズがあります。

ここでは認知症ケアに役立つアイテムをピックアップし、それぞれの特徴をご紹介します。

  • MCTオイル入り猫用サプリメント:脳のエネルギー補給をサポート。市販されている製品は無味無臭で与えやすい。
  • 認知機能サポートフード:ヒルズ プリスクリプション・ダイエットやロイヤルカナンのエイジングケアシリーズなどが有名。
  • 夜間照明と安全マット:夜間の徘徊による事故を防ぎ、猫が安心して移動できるようサポート。

まとめ:早期の気づきが猫の老後を支える

まとめ:早期の気づきが猫の老後を支える

シニア猫の認知症は、見逃しやすい初期症状から始まります。

夜鳴き、徘徊、トイレの失敗、食事の変化……それらすべてが、愛猫からの小さなサインかもしれません。

大切なのは、変化に気づいたときにすぐに行動に移すことです。日記をつけたり、獣医師と相談したり、サプリやグッズを取り入れたり。

まこと
まこと

あなたの少しの気づきとケアが、猫の安心と幸せなシニアライフにつながります。

ニャンタ
ニャンタ

今日からできる小さな行動を、ぜひ始めてみてください。