シニア猫の引っ越しは、飼い主にとっても猫にとっても大きなストレスとなるものです。
体力や抵抗力が低下しているシニア猫は、特にストレスを感じやすく、体調を崩したり、新しい環境になかなか馴染めなかったりすることがあります。
この記事では、シニア猫との引っ越しにおける事前準備、猫が安心できる環境の整え方、引っ越し後のケアなどについて、私の経験談を交えてご紹介します。
猫と暮らしてきて20年のまことです。特にシニア猫のお世話は得意なので、このブログではその経験をいかし、情報発信していきます。
シニア猫の引っ越しはストレス大!
人間でも引っ越しは、環境が変わる一大イベントです。まして、シニアの猫ちゃんにとっても同じです。
シニア猫は、若い猫よりも体力や抵抗力が低く、ストレスに弱い傾向があります。そのため、引っ越しは大きなストレスとなり、体調を崩したり、新しい環境になかなか馴染めなかったりすることがあります。
私の家では、同じ市内への引っ越しでしたが、一番の心配は2匹の15歳になるシニア猫のことでした。
引っ越し当日は、まず、猫が普段過ごす部屋を掃除して、換気をして、においを消すことに。そして、人間の荷物を運び終えて、最後に猫を移動しました。
前の住人は犬を飼っていたので、犬のにおいが残っていると、猫がストレスを感じてしまうのではないかと心配でした。しかし、掃除と換気で、においはほとんど消えたようです。
引っ越し当日は、猫たちはいつもより、おとなしく何かを感じているようで、、、。
新しい家に連れて行くと、しばらくは様子を伺うようにしていましたが、すぐに落ち着きを取り戻し、いつものお気に入りの猫ハウスで寝てましたよ。
引っ越しから数日間は、いつもより警戒心が強かったようですが、徐々に新しい環境に慣れてきたようです。
ストレスを溜めないための事前準備!
- 新居の近くの動物病院を調べるー動物病院があるかどうか調べる。
- キャリーバックなどになれさせるー移動させるのに、必要になるため、できれば、日ごろから慣れさせておくといい。
- 猫のアイテムは新調しないー今まで使っていた食器やクッション、猫ハウス、猫トイレなどはそのまま、新居へもっていく。
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新居に慣れさせるー家の中に入ったら、ひととおり見て回るので、自由にさせておく。
シニア猫との引っ越しは、飼い主にとっても猫にとっても、大きな負担となるものです。
しかし、事前にしっかりと準備をしておけば、猫がストレスを感じることなく、新しい環境に慣れていくことができます。
猫が安心できる環境の整え方
猫は本来、臆病な動物です。実際は新しい環境になれるまで時間がかかります。猫が安心して過ごせる場所を作ってあげることで早く新しい環境になれていきました。
私の家では、広くなったので、行動範囲もひろがり、運動もできるようになりました。ただ、押し入れとかに隠れてしまうことがあり、そういう時は探すのに苦労してしまいます。
もともと、暗いところや狭いところが好きな猫たちなので、どこでも入っていけるようにはして、そこにお気に入りのクッションとかを置いています。
引っ越し後のケアも忘れずに
引っ越しの事前準備も必要ですが、引っ越し後のケアも忘れないでくださいね。動かない、元気がないなどの猫の体調の変化などを見逃さないようにしてください。
うちの猫たちも、わりとすぐに新しい環境に慣れていましたが、やはり、ストレスはたまっていたようで、少し、フードを食べなくなりました。
ウエットフードをあげたり、新しいキャットフードにしてみたら、食べるようになりましたよ。
他にも、猫たちが、体調がすぐれないような時、私の場合は、ずっと寄り添っていました。
猫たちも私が具合が悪そうな時は寄り添ってくれます。
まとめ
- 事前準備では、新居の近くの動物病院を調べたり、キャリーバックに慣れさせたり、猫のアイテムは新調しないなどを行いましょう。
- 猫が安心できる環境を整えるには、今まで愛用していた猫トイレや猫ハウスを持っていき、暗いところや狭いところを作ってあげるのもいいですね。
- 引っ越し後は、猫の体調変化を見逃さないようにし、猫と一緒の時間を増やし、ストレスを感じている場合は、ウエットフードや新しいキャットフードを与えるなどして、サポートしてあげましょう。