シニア猫が水を飲まないのは危険?そのままにするとどうなる?
高齢の猫が水を飲まなくなるのは珍しいことではありません。ですが、そのまま放置するのはとても危険です。
猫はもともと砂漠の生き物で、水をあまり飲まなくても生きられる体質を持っています。
それでも加齢とともに腎臓や膀胱の機能が衰えてくるため、水分不足は深刻な影響を及ぼします。
-
腎臓病の進行(シニア猫に多い慢性腎不全を悪化させる)
-
膀胱炎や尿路結石(濃い尿がたまりやすくなる)
-
便秘(硬い便でトイレに長時間こもる)
こうしたトラブルは、一度始まると長期的なケアが必要になってしまいます。
さらに厄介なのは、飼い主が初期の水分不足に気づきにくい点です。

実際、我が家の15歳の猫も、最初は「少し元気がないかな?」程度でした。よく観察すると水を飲む回数が減っており、その結果として便が硬くなり、トイレに長くこもるようになっていたのです。
高齢猫が水を飲まなくなる主な原因5つ
シニア猫が水を飲まなくなる理由はひとつではありません。代表的な原因を挙げると以下の通りです。
-
加齢による喉の渇き感覚の鈍化
人間の高齢者と同じように、猫も「喉が渇いた」と感じにくくなります。 -
水の場所や容器が気に入らない
器の材質(ステンレス・陶器など)、高さ、置き場所が合わず飲まないケースもあります。 -
食事からの水分で“足りていると勘違い”
ドライフードに少しのウェットを混ぜていると、飼い主も猫も「十分だろう」と思いがちです。 -
体調不良や病気(腎臓・歯・口内炎など)
口内炎があると水を飲むのが痛いことも。慢性腎不全が進行していると余計に飲水量が変化します。 -
水が古くて飲みたがらない
猫はとてもきれい好き。半日経った水やぬるくなった水を嫌がることがあります。

猫ちゃんは、しゃべれないので、飼い主さんが様子をみてあげましょう。
我が家で試して効果があった水分補給の工夫5選
実際に我が家で行って効果を感じた方法をご紹介します。
-
フードにぬるま湯やスープをかける
香りが立ち、食欲もアップ。自然に水分摂取ができます。 -
器を変える(ステンレス→陶器・高さを調整)
浅めで口当たりの良い器に変えると飲むようになりました。 -
複数の場所に水を置く
リビング、寝室、トイレ横など、生活動線に合わせて配置。 -
ウェットフードを一部取り入れる
1日1回でもウェットにするだけで水分量が変わります。 -
シリンジでの水分補給(どうしても飲まないとき)
獣医師に確認しながら少量ずつ。強制ではなく優しくが大切です。
実際にやってよかったと感じるのは「器の変更」と「フードにお湯をかけること」。小さな工夫で、猫の行動は驚くほど変わります。
動物病院で相談したときのアドバイスと注意点
心配で動物病院に相談した際、獣医師からは次のようなアドバイスを受けました。
-
家庭でできる水分チェック
皮膚を軽くつまんで戻りが遅い、尿が濃い、便が硬い → 脱水のサイン。 -
フードからの水分も含めて考える
「器の水だけ」で判断せず、ウェットやスープ分もカウントすること。 -
無理に飲ませすぎない
シリンジで一気に与えると誤嚥の危険があるので、少量をゆっくり。
この経験から「焦らず観察」「フードや排泄も含めてチェック」することの大切さを学びました。
シニア猫の水分補給で大切にしたいこと
今では「今日も水を少し飲んでくれた」「スープ入りご飯を完食してくれた」だけでホッとします。
以前は「飲んでない!」と焦るばかりでしたが、小さな工夫が積み重なれば大丈夫と考えられるようになりました。

15歳を超える猫との暮らしは、一日一日が愛おしい時間です。
同じように「水を飲まない」ことで不安を抱えている飼い主さんへ——どうか焦らず、できることを一つずつ試してみてください。

必ずあなたの猫ちゃんに合う方法が見つかるはずです。
そして「今日も飲んでくれてありがとう」と思える日がきっと増えていきます。
まとめ
我が家の猫も最初は水を飲まなくて心配で仕方ありませんでした。
でも器を変えたり、フードにお湯をかけたり、獣医師に相談したりするうちに、少しずつ改善してきました。
「昨日より少し多く飲んでくれた」「スープを完食してくれた」——そんな小さなことが、今では大きな安心に変わっています。
同じように悩んでいる飼い主さんも、焦らず一歩ずつ試してみてくださいね。