シニア猫の見た目が変わってきたと感じたことはありませんか?
毛並みのツヤがなくなったり、目の輝きが薄れたりするのは、加齢による自然な変化です。
しかし、これらは老化のサインでもあり、適切なケアをすることで健康寿命を延ばせます。
この記事では、シニア猫の見た目に現れる老化のサイン5つを詳しく解説します。愛猫の変化を正しく理解し、快適に過ごせるようにしましょう!
シニア猫の見た目はどう変化する?
シニア猫になると、見た目にさまざまな変化が現れます。
これは加齢による自然なものですが、病気のサインと見分けることも大切です。
ここでは、シニア猫の見た目に起こる主な変化を紹介します。
毛並みや毛色の変化
若い頃はツヤツヤしていた毛並みも、年齢とともにパサついたり、ゴワゴワしたりすることがあります。
また、黒猫や茶トラの猫でも白髪が増えることがあり、特に顔や胸元の毛色が薄くなることが特徴です。
目の輝きや瞳の濁り
シニア猫になると、瞳の輝きが失われたり、白く濁って見えることがあります。
これは核硬化症と呼ばれる加齢による自然な変化ですが、白内障などの病気の可能性もあるため注意が必要です。
目ヤニが増えたり、涙の量が変わることも老化のサインのひとつです。
体型や筋肉の衰え
シニア猫は若い頃と比べて筋肉量が減少し、背中や腰のあたりが痩せてくることがあります。
逆に、運動量が減って太りやすくなる猫もいます。

体型の変化は健康状態を知る重要なポイントなので、定期的にチェックしましょう。
シニア猫の老化のサイン5つ
シニア猫の老化は見た目だけでなく、行動や体調の変化としても現れます。特に、次の5つのサインは多くの猫に見られる老化現象です。

早めに気づいて適切なケアをすることが大切です。
毛並みがパサつき、抜け毛が増える
シニア猫になると皮脂の分泌が減り、毛並みがパサついたり、ゴワゴワしたりします。
また、毛づくろいの回数が減ることで、毛が絡まりやすくなることもあります。
抜け毛が増えたと感じたら、ブラッシングの頻度を増やしてあげると良いでしょう。
目ヤニが増えたり、白く濁ることがある
加齢により涙の分泌が変わることで、目ヤニが増えることがあります。
また、瞳が白く濁る場合は核硬化症や白内障の可能性があるため、獣医師に相談するのがおすすめです。

目の健康を保つために、こまめに目の周りを清潔にしてあげましょう。
動きが鈍くなり、運動量が減る
シニア猫は関節や筋肉が衰え、ジャンプをしなくなったり、高い場所に登らなくなったりします。
運動量の減少は肥満につながるため、ゆるやかな運動を取り入れて体を動かす習慣をつけることが大切です。
食欲の変化や体重の増減
シニア猫になると、食欲が落ちる場合と逆に食べ過ぎる場合があります。
食が細くなると痩せすぎにつながり、逆に代謝が落ちることで太りやすくなる猫もいます。
シニア向けの消化しやすいフードに切り替えたり、獣医師に相談することも重要です。
爪が厚くなり、伸びやすくなる
加齢により爪の成長速度が変わり、爪が厚く硬くなることがあります。
さらに、運動量が減ることで自然に削れず、爪が伸びすぎて肉球に食い込んでしまうことも。

定期的に爪切りをしてあげることで、痛みやケガを防げます。
シニア猫の見た目の変化に気づいたらすべきこと
シニア猫の見た目に老化のサインが現れたら、適切なケアをすることで健康を維持し、快適な生活をサポートできます。
ここでは、日常的にできる3つのケア方法を紹介します。
こまめなブラッシングで健康チェック
シニア猫は毛づくろいの頻度が減るため、毛並みが乱れやすくなります。
毎日または2~3日に一度、柔らかめのブラシで優しくブラッシングしてあげましょう。
毛並みを整えるだけでなく、皮膚の状態やしこりがないかもチェックできます。

血行が良くなり、被毛の健康維持にもつながります。
目のケアや涙やけの対策
目ヤニが増えたり、目の周りが汚れやすくなるのもシニア猫の特徴です。
ぬるま湯を含ませたコットンやガーゼで、目の周りを優しく拭く習慣をつけましょう。
特に、白猫や鼻の短い猫種は涙やけになりやすいため、こまめなケアが必要です。
シニア向けフードやサプリの活用
シニア猫の健康を維持するには、年齢に合ったフード選びが重要です。消化しやすく、関節ケアや免疫力アップに配慮されたフードを選ぶと良いでしょう。
また、関節ケア用のサプリメントやオメガ3脂肪酸を含むフードを取り入れることで、毛並みや関節の健康をサポートできます。

シニア期を迎えた愛猫が、健康で幸せな毎日を送れるように、できることからケアを始めましょう!
まとめ
シニア猫の見た目の変化は、老化のサインのひとつです。毛並みのパサつきや瞳の濁り、体型の変化など、さまざまな兆候が現れます。
これらの変化を早めに察知し、適切なケアを行うことで、愛猫が快適に過ごせるようサポートできます。
特に、こまめなブラッシング・目のケア・シニア向けフードの活用は、簡単にできる対策としておすすめです。
また、老化のサインが進んでいる場合や、気になる症状がある場合は、早めに獣医師に相談することが大切です。
シニア期を迎えた愛猫が、健康で幸せな毎日を送れるように、できることからケアを始めましょう!